第5回(6/21) 要約サイト・フライヤーが順調
【KEYWORD フライヤー】
昨年10月にスタートした要約サイト「フライヤー」が好調なようで、日経新聞にとりあげられていました。ビジネス書を始め、政治・経済・科学・歴史などの選りすぐりの本たちを4000~5000字にまとめて10分程度で読めるようになっており、忙しいビジネスパーソンには人気のようです。早速無料の20冊をためしてみたのですが、要約がとてもわかりやすく(私が言うのもなんですが)適度なボリュームがあるので、一冊読んだ気持ちになります。
これはいい!でも、本が売れないかもしれない。
そう思ったのですが、出版社はおおむね賛成で、要約サイトを利用する多くの人達は、これをナビゲートに本を購入するらしく、結果として本が売れるそうです。
しかし、これはすごい発明だなと思ったら、参加者さんに、もうすでにアメリカでは15年前に始まっています(getabstract)と言われました。
そんな物知りな参加者さんたちと第5回読書会スタートです!!
【紹介本】
・『最後の授業』ランディパウシュ、ジェフリー
2007年9月18日カーネギーメロン大学の講堂でランディ教授が講義を行った。その名は「最後の授業」。
ランディ教授が残されたわずかな時間で、家族友人学生たちへ伝えたかったメッセージがこの一冊に込められている。すべて、生きていればこそ。最良の人生になるよう、歯車を回し続けよう。
・『ライチョウ』中村浩志
ライチョウの雄はハードボイルドに生きる。繁殖期が過ぎると、妻と子供、家まで捨てて旅にでる。一方、残された雌はたくましく生きる。子育てのすべてをこなし雛の成長を見守る。そして翌春の繁殖期には、再び同じライチョウがつがいとなる。雄は雌のもとへ戻ってくるのだ。
人を恐れない、神々しいまでの日本のライチョウ。日本の風土が生んだ奇跡の鳥を一度この目で見てみたい。
・『サイレントニーズ』ヤン・チップチェイス、サイモン・スタインハルト
発展途上国を中心に、さまざまな場所で人々の日常を行動観察し、ビジネスチャンスの糸口をつかんでゆく。著者とともに新しいものの見方と、そこから生まれる発想の世界を駆け抜ける。ちなみに、財布の中身はその人の信念や価値観がよく表れる、と本書で語る。なるほど!
・『秘密のスイーツ』はやしまりこ
はやしまりこさんの初の児童小説とのこと。
戦争の時代を生きる雪子と現代で暮らす理沙。この二人が携帯電話をきっかけに、秘密の交流がはじまるというファンタジー。物質至上主義のイメージがあるはやしさんだが、この作品を読むと、それはマスコミが作り上げたものだと理解できる。
・『進撃の巨人9』諫山創
参加者さんは『進撃の巨人』全巻を持参。
・・・すごい!
お勧めは?と聞いて迷わず9巻を紹介してくれた。猿のような巨人がお気に入りとのこと。
参加者のみなさま、ありがとうございました!
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