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2020.4.26 本屋 OKA

こんにちは。OKAです。

新型コロナの影響で、本屋も図書館も次々と休業してしまっているこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本屋というテーマで思い出したのは、京都に住んでいた社会人になりたての頃、白川通を通って帰宅途中に目に飛び込んできた変わった本屋のことです。

薄暗くなってきた白川通に建っていたその本屋は異様な外観で、石を積んだような外壁には半分に切られた軽自動車が突き刺さっており、その上には「ガケ書房」の文字が…

明るい光の漏れる入口へ吸い寄せられるように入ってみると、棚にはマイナーな雑誌やCD、雑貨、古本、SFやサブカル系のマンガなどなど、見たことのないような本ばかりのセレクションで、お客さんが本を持ってきて作る棚があったりと、面白い店内を閉店時間までうろうろしました。

その本屋さんが大層気に入ってしまった私は、その後も本を買ったりマンガを買ったりと、何度も帰宅途中に立ち寄りました。お気に入りの穂村弘の2冊目のエッセイを見つけて買ったのもガケ書房でした。

その後、自分が引越ししてからは、立ち寄ることもめっきり少なくなってしまいました。

そしてしばらく経って、ガケ書房が別の場所に移転し、名前が変わるというニュースを耳にしました。

調べてみると、ホホホ座という名前に変わって同じ左京区で今も続いているようです。

新型コロナが落ち着いたら訪ねてみようと思っています。

今週の本の紹介です。

・もうおうちへかえりましょう
穂村弘/小学館

歌人の穂村弘の2冊目のエッセイ集。とぼけたタッチの可笑しなエッセイの中に、歌人らしい感受性の部分も垣間見えたりする本。一冊目のエッセイ集の「世界音痴」も面白いですよ!

【投稿者】OKA 

明日は、横浜読書会のKURIへバトンタッチ!

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