1. HOME
  2. ブログ
  3. 2020.4.25 本屋 え?ええー! Yuning

2020.4.25 本屋 え?ええー! Yuning

みなさんこんにちは、ノンフィクション読書会のYuningです。
少し前に新装開店した「書店+カフェ+キッズスペース」という、子連れ本読みには夢のような場所が家の近くにでき、それはもう足繁く通ってお金を落としていたのですが、例によって来月まで全面休業中になってしまいました。本屋にみんなが行きたい、本屋もみんなに来てほしい、それなのにどっちの願いも叶わないなんて本当につらいことです。

さて、今日ご紹介するこのツボすぎる写真集『渋イケメンの国 ~無駄にかっこいい男たち~/三井昌志』は、インドやバングラデシュの「渋イケメン」たちをとらえた至福の一冊であります。

彼らはヒンドゥー教の厳格なカースト(宗教的身分)制度によって、生まれた時から結婚相手も職業もあらかじめ決められているので、外見や身なりをどうこうしようという発想がありません。その身なりは汚いとすら言えるでしょう。しかし実はそれが彼らを「渋イケメン」たらしめており、「渋イケメンとは、他人の目を気にせず、あるがままの姿でそこにいて、それだけで十分に美しい。そのような男前の浪費ぶりが、彼らの存在を特別なものにしているのだ」と写真家は書いています。

あるがままの姿で十分に美しい―。言うのは簡単ですが、既存の価値観ですでに頭の中が一杯な私たちでも本当にそんなふうに生きられるでしょうか…?渋イケメンたちの内なる輝きに満ちた肉体美をうっとりと眺めながら、つい考え込んでしまいました。
それではまた次回。Yuningでした。

【投稿者】Yuning

明日は朝の横浜読書会のOKAさんへバトンタッチ!


関連記事