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これまでの読書会

第72回(3/7)朝の横浜読書会

■参加者9名(男性4名、女性9名)初参加者が2名でした。

1都3県による新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言は2週間の延長と決まり、実施期間は3月21日までとなりました。大変残念でなりませんが、しばらくの間は対面式の読書会は開催できそうにないと感じます。横浜読書会は今後も皆さまの安全を一番に考えて開催場所を慎重に計画してまいります。どうか引き続き応援をよろしくおねがいします。

第72回朝の横浜読書会はZoomによるオンライン開催となりました。ホストである私の音声の不具合が起きて一旦退出を余儀なくされたり、Zoom機能の不勉強によりチャットがスムーズに使えずにてんやわんやで、参加者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。また、ファシリテーターのOKAさんが体調不良により急遽欠席ということから心細さも倍増して、司会進行もてんやわんやで、早朝から”謎のハイテンション読書会”となりました。

要は、トラブルだらけで”変な汗”をたくさんかいたわけですが(ああっ、本当にごめんなさい)、参加者の皆様の寛容なお心と臨機応変な対応のおかげで無事(?)終わることができました。ありがとうございます!そして、参加者のみなさまの本のプレゼンテーションのクオリティの高さは相変わらずでした。読みたい本がまた増えました。ありがとうございます!

初参加の方も2名おりました。爽やかで新鮮な春風が吹いたように感じた今回の読書会。ご紹介いただいた本は以下になります。

・『ポトスライムの舟』

芥川賞受賞作品。”時間を金で売る労働”という虚しさを見事に描いた作品。働くこととは?と考えさせられる一冊。

 

・『革命前夜』

ベルリンの壁崩壊直前の冷戦下の東ドイツを舞台に音楽家の成長を描いた小説。圧巻の音楽描写とその時代の変革期を、この物語から存分に味わい尽くしたい。

 

・『スワン・ソング』

マキャモンの集大成傑作小説!ホロコースト後のアメリカで生き残った人々の生きることへの戦いを描く。ディストピアで人々は何を思うのか。

 

・『すべての見えない光』

ナチスドイツの技術兵となった少年と目の見えない少女の一瞬の出会いを描くために書かれた物語。あたたかな筆致で繊細に描いた作品。

 

・『びりっかすの神さま』

クラスでびりになると小さな羽の生えた「びりっかすの神様」がみえる。頑張っている大人におすすめの、気持ちが温かくなれる児童書。

 

・『息吹』

旬のSF作家の待望の作品。心の機微を描くSF短編小説。タイムトラベルを描いた「商人と錬金術師の門」がおすすめ。

 

・『シェイプ・オブ・ウォーター』

イケメン?半魚人と喉に障害を持つ女性の切なくも愛おしいファンタジー・ロマンス。アカデミー作品賞となった映画もおすすめ。

 

・『友情について』

著者の佐藤優は高校時代の友人が末期がんと知り、彼の人生の最後に向けて一冊の本を一緒に作ろうと決心する。そうして本作品が出来上がった。

 

・『星やどりの声』

喫茶「星やどり」を経営する一家のお話。父を亡くし、母と兄弟6人で暮らす早坂家の様子を描くことで家族の大切さや温かさを感じる作品に仕上がった。

 

・『三くだり半と縁切寺』

 

江戸時代の離婚の実態を三くだり半と縁切寺から読み解きつつ、当時の女性の地位や生き方に触れる一冊。当時の女性は意外にしたたかに生きていたという衝撃の話。

今回も様々な本をご紹介いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
次回以降もしばらくオンラインでの開催が続く予定ですが、ぜひぜひご参加下さい!

【投稿者】KURI

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