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これまでの読書会

第66回(2/2)横浜読書会

■参加者14名(男性9名、女性5)初参加2名でした。

今回は「タイトルに惚れた本」です。どちらかと言うと“なんとなく惹かれた本”より、松岡修造を思わせる“熱く惚れた本”をイメージしてテーマを決めました。みなさんがどのような本をセレクトするのか楽しみです。寒い冬の日の、熱い午後の読書会の始まりです。

【ご紹介いただいた本】

簡単な諸連絡の後は、皆さんの自己紹介に進みます。お名前と一緒にリマインドでお伝えした「惚れてるな、と感じた瞬間の目撃情報」も発表していただきました。

なぜか長男にべた惚れの猫ちゃんや、なかなか進展しない職場の恋愛事情といったほっこり感満載な話の中、まさかの昼ドラマを再現するかのような「取引先の社長の魚料理の骨を秘書が取ってあげた瞬間」には驚きました。社長&秘書による禁断の関係のはじまりでしょうか?その後の展開が気になって仕方がなかったのは私だけでしょうか?

そしていよいよ本の紹介となりました。”タイトルに惚れる”にも様々な出会いやきっかけがあるのですね。そのかたちは選んだ人の心のかたちなのかも知れません。以下、恋愛パターンを例に私なりの分析でご紹介します。

【一目ぼれ】書店で目をひいたタイトルの本としてご紹介。その本に目がいき通りすぎたものの戻って購入したという、本屋あるある話。

【友だちから恋人へ発展していく流れで惚れる】以前から本棚にあった本だが、あらためて良いタイトルだなと思った本。

【思わせぶりな態度が気になり惚れる】タイトル自体が謎解きミステリの本。読了して自分で考察しないとタイトルがわからない思わせぶりな本。

【知人の紹介をきっかけに知り合い惚れる】友達に紹介されたのがきっかけとなった本。

【長い年月を経てじっくりと想いが深まり惚れていく】何度も読み返して、もうこのタイトルしか考えられないと思った本。

などなどでした。

個人的には、始めにタイトルを見て『ライ麦畑でつかまえて』は害虫駆除の話かと思った、という感想が笑いのツボで、その着眼点に打ちのめされました。確かに、ライ麦畑で一番に捕まえるべきものは害虫ですね。

読む者にとっては、きっかけにすぎないタイトル。はからいのないタイトルと思えても、時として本の世界へと誘う魔力を持つタイトル。その魔力の先にはきっと著者の深い愛が読み取れるはず。参加者のみなさま、ありがとうございました。

本との出会いを求めて!みなさまの参加をお待ちしております。

【投稿者】KURI

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