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これまでの読書会

第65回(1/19)横浜読書会

■参加者14名(男性2名、女性12名)初参加4名でした。

今回は「不安解消!お金に関する講座&読書会」を開催しました。女子限定の読書会で大好評だったセミナーを男性も参加できるようにと考えて企画しましたが、男性の参加者はなんと!2名でした。女子会のような華やかさの会!スタートです!

【簡単な自己紹介】

▶はじめに参加者全員の自己紹介から始まりました。お名前、お住まいなど簡単な自己紹介と、前日のリマインドメールでお知らせした「お金の価値観の違いに驚いたこと」もそれとなく発表していただきました。どんな話が聞けるのか楽しみです。

なかでも大変興味深かったのが、とある友人は結婚式をディズニーランドで行いたいと未来の旦那様にお願いしたそうです。できることならミッキーも呼んでお祝いしたいと計画してお見積りを立てたのですが、なんと「ミッキーは分給3万円」だったそうです。ミッキーを呼ぶか呼ばないかで価値観の違いにもめた、というお話でした。

時給180万円の働きをする着ぐるみ!恐るべしです。

【前半・お金に関する講座】

▶次にお金に関する講座を行いました。

先ずはOGA先生の簡単な自己紹介です。

2009年に業務の一環でFP資格を取得。以来、某メーカーのリスクマネジメントを担う部門に勤務。従業員のための共済会立ち上げや、再保険や保険、投信を活用した企業リスクのマネジメントを担当してきたとのことです。2018年6月、職種は同じリスクマネジメントながら、まったく異なるフィールドへ転職。ライフプランの基礎知識をベースとした従業員やOB向けの個別コンサルティングも行っており、投資信託・保険相談・住宅ローンなどがご専門のようです。以下もご参考に、とのことで資格取得や活動の様子をお話してくださいました。

<資格>
•AFP(日本FP協会)
ライセンス番号:505502793
AFP認定日:2009年8月1日
•2級FP技能士(国家資格)
•特別会員四種外務員(日本証券業協会・投資信託販売資格)
•住宅ローンアドバイザー(住宅金融普及協会)
<所属SG>
日本FP協会(神奈川支部)横浜FP.com会員

▶次に参考資料をベースに講座の開始です。各セクションごとにOGA先生にご説明していただき、参加者からの質問を受けるといった流れで1.~7.を進行しました。

1.ライフプランを世代別に考える

20歳代は収入は少ないものの、比較的資産形成がしやすい時期です。30歳代になると結婚等のライフイベントを迎えるひとも多く、家族が増えることにより徐々に出費が増え始める時期です。などなど、各世代別に老後までのライフプランを考えてみました。

2.お金の不安をリスクマネジメントとして捉えてみる

リスクマネジメントの対策として大きく二つあげられます。「リスクコントロール」と言ったリスクそのもののへの対策と「リスクファイナンス」と言ったリスクへの財務的な対策です。長寿国の日本で暮らす私たち。これを機会に、お金の不安をより具体的に考えてみる必要があるのかもしれません。

3.リスクファイナンスのひとつ「ためる」について

みんなはどれくらい貯めているのか、気になるところです。世帯主の年齢別に一世帯当たり(単身のぞく)の金融資産保有額のグラフから数値を参照してみました。ここでは、平均値よりも中央値に注目するように、とのお話でした。中央値とは、貯蓄現在高が「0」を除いた世帯を、貯蓄の低い方から順番に並べたときにちょうど真ん中に位置する世帯の貯蓄高です。なるほど、この値ならば納得の保有額です。

4.では「ためる」こつとは?

よく言われることですが、何となくの貯金はNGだそうです。いつまでに、いくらを、何のために貯金するかを決めて目的意識を持つことが大事です。漠然と貯金をしていてはお金は大きく増えないそうです。

5.年代別のためるを考える

参加者からの質問が一番多かったように思います。配布された資料から具体的な貯蓄方法やポイントをご教授いただきました。結婚資金、子どもの養育費、老後の資金など、ためる目的はひとそれぞれです。お金に目的意識を持たせることで、何となく使ってしまうといったことを防止する心理的な抑止効果も期待できます。

6.リスクファイナンスのふたつめ「増やす」について

ただ漠然と貯金をしているだけでは、お金は貯まっても増えません。お金に働いてもらうことを意識しましょう。具体的には投資へまわす資産配分を考えることです。安全に増やしたい「安全運用資産」とリスクをとっても増やしたい「リスク運用資産」があります。

7.では、どうやって「増やす」のか?

増やす方法にもいくつかありますが、税制優遇がある2つをご紹介します。①NISA(積立NISA含む)と②iDeCo(個人型確定拠出年金)です。以下、具体的に補足説明をしていきます。

①NISAって何?NISAの種類は?

NISAとは少額投資非課税制度のことです。通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合と違い、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、=つまり、税金がかからなくなる制度です。積立NISAと一般NISAの2種類があります。

その他、各注意点をお話していただきました。NISA制度の想定されている今後が大変興味深かったです。

②IDECOって何?IDECOの疑問あれこれ

個人型確定拠出年金のことです。「自分で作る年金」のための運用制度のようなものでしょうか。加入者が毎月一定の金額を積み立てて、あらかじめ用意された定期預金・保険・投資信託といった金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取ります。はじめるには?運用方法は?受け取る際の注意点などなど、知らないことがたくさん知れ、目から鱗でした。

▶以上、お金の大事な役割として使う際に、それは投資なのか、消費なのか、浪費なのか、どれに該当するのか考えてみること。この仕訳がとても大切です。投資は将来に自分を作る基礎作りです。特に若い時期は惜しまずにお金を使っても構わないと思います。消費は必要なモノ・コトにかかるお金です。ここをしっかり管理することがお金と上手にお付き合いできるかの境目になります。浪費は自分のためにならない、必要なものではないお金の使い方をさします。なるべくなら削りたいところです。ああっ、がんばれ!自分!

生きていくために必要なお金の話。「お金」自体は、ただの金属と紙っぺらです。お金を物品や行動と等価交換することによって、はじめて価値がうまれます。ただの「お金」に色をつけて分けていくクセをつけると考えやすいとのお話でした。なるほどです。お金とは一生、切っても切れない縁なので、適度に、適切に、気長に、お付き合いする工夫を一緒にしていきましょう、とのことでした。

OGA先生、ありがとうございました!

【後半・お金に関する読書会】

浪費専門のお金の使い方にすっかり反省&しょんぼりしていましたが、本の紹介コーナーで、急に元気もりもりになって復活しました。

ビジネス書等、お金の指南書が多かったのですが、旅のエッセイ本や古典文学をお持ちの方がいて、感性のすばらしさに参加者全員うっとりしてしまいました。

【ご紹介いただいた本】

 

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。そして皆さまの参加をおまちしております!

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