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これまでの読書会

第49回(2/10)朝の横浜読書会

■参加者12名(男性7名、女性5名)初参加の方は3名でした。

連休中におこなわれた読書会はキャンセルもなく全員出席となりました。雪の散らつく冬の寒さでしたが、参加者の方たちがインフルエンザや風邪などで体調を崩さず、元気に過ごしていたことに一安心です。今回はファシリテーターを務めているOKAさんが私用のためお休みでした。いつもと違う雰囲気に寂しさが混じりますが、気持ちを切り替えて張り切ってまいります!

【ご紹介いただいた本】

日販の「出版物販売額の実態」最新版(2018年版)を基に売上推移などを考察していくと、児童書を除く出版物全体が減少傾向にあります。本好きとしてはゆゆしき問題です。読書離れと言われる昨今、横浜読書会としては読書に関する知恵や工夫をシェアして個々の読書量を増やし、業界全体を盛り上げたいところです。そこで今回の参加者全員に「読書の時間確保の工夫」を聞いてみました。私が個人的に知りたかっただけでもあるのですが、読みたい本が沢山ある人への今後の良いヒントにもなるかと思います。

先ずは、圧倒的に多かったのが時間確保というより通勤電車の中や風呂場で読むといった日常生活の中に読書を取り入れる方法です。朝起きたら顔を洗うような生活習慣のルーティーンの中に、自然に読書がとけこんでいるのが印象的でした。ただ掘り下げて話してみると、電車の中で読むにしてもばらつきがあり、座れた時だけ本を読むとか、残業で疲れている時には読まずに寝ているなど、ある程度の条件がそろわないと本を読まないのが現状のようです。毎日コツコツと読み進める地味な行為は、意外に難しいものですね。

また会社帰りに喫茶店に立ち寄るなど、読書のためだけの時間を確実に確保する方法も多く聞かれました。帰宅すると家事をこなす必要があるし、テレビやインターネットなどの誘惑も多く、ましてや布団の中などは瞬殺で寝てしまうので読書どころではないそうです。その日のご褒美として喫茶店に立ち寄り、集中して本を読む贅沢も素敵だと思いました。確実にページをめくる手は進みますね。

以上、突き抜けた斬新なアイデアはなかったものの皆さんの話を大変興味深く聞きました。平等に与えられた一日・24時間の中で読書の時間を如何に確保するのかは本読みの永遠の課題ですが、突然読書の時間が舞い降りるようなイリュージョンはないわけで、読書欲を駆り立てる着火剤として読書会がお手伝いできたら幸いです。

今回ご紹介いただいた本は、橋本治さんの男の編み物教室、ほろ苦く深い味の事実を知って欲しいチョコレートの本、男女の脳の仕組みと夫婦の本、有名人のトイレの本や気高きスカーレットオハラ、決意なき開戦の1944まで。時代を駆け抜け、全世界を飛び回った読書会でした!大変楽しかったです。

参加者のみなさま、ありがとうございました!皆さまの参加をお待ちしております。本で繋がる橋を渡って仲間に会いにきてくださいね。

【投稿者】KURI

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