第3回(7/5)朝の横浜読書会
■参加者数7名(男性2名、女性5名)でした。
初参加の方は1名でした。
おはようございます、爽やかな休日の朝をむかえた7月5日、レッツ朝読です!
今日はあいにくの雨でしたが、何時にも増して横浜ベイクオーターは賑わいを見せていました。
そうなんです。バーゲンセールが始まっていたのです。ハンターの血が騒ぎ、読書どころではない気持ちが一瞬ちらつきましたが、読書会が始まると時間を忘れて皆さんとの会話を楽しみました。
今回お持ちいただいた本は、詩集やエッセイ、ビジネス書等バラエティにとんでいて、「奥深い古典書」の世界にフリーディスカッションが飛び交い興味深いお話ができました。
それでは「第3回 朝の横浜読書会」スタートです。
【紹介本】
『しない生活』小池龍之介
いらいらしない、言い訳しない。仏教に基づく筆者の教えはストレスをかかえた悩める現代人に心地よく響く。善意は人のためではなく自分のため。日常を穏やかに過ごすためのエッセンスが詰まった一冊。
『成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100』成毛眞
筆者が時代の変化に適応できる成長企業100社を紹介。日本企業の技術力の高さや柔軟性に触れ、誇れる気分になる。必要か?と思われる小ネタや雑学もたっぷり用意されているので飽きることなく一気読みできる。
『凛とした女の子におなりなさい』阿久悠
『暮らしの手帖』に掲載され未完に終わったシリーズ。読む人の心を優しく包み込む詩集は昭和のテイストを存分に含んで、凛とした女性らしさ、奥ゆかしい日本人らしさの佇まいを伝える。
『ぼくはお金を使わずに生きることにした』マーク・ボイル
一年間だけお金を使わずに楽しく生活してみたイギリス人のたくましい記録。そこから見えたものは「現代人はお金の奴隷になっている」という現実。人と人とが助け合うコミュニティこそかけがえのない財産なのだ。
『祇園の教訓』岩崎峰子
本文に全く関係ないが舞妓さんや芸妓さんの写真が美しすぎて活字を追う目が止まることもあり、海外で人気本の理由がよくわかる。日本の歴史と伝統が守る最高級のおもてなしと心づかいを本書から学び取ろう。
※『祇園の課外授業』岩崎峰子
※『祇園の教訓』の続編としてご紹介いただきました。
『読書力』齋藤孝
日本には聖書のような唯一無二の本がなく、それゆえ様々なジャンルの本をたくさん読んで人格形成に役立つ価値観や倫理観を養う必要があると読書の賢人は説く。筆者のおかげで読書の習慣が身についた人も少なくない。
『トゥルー・ストーリーズ』ポール・オースター
筆者の小説の断片が顔を覗かせる微細なエッセイ集。偶然がもたらす展開とその世界観は彼の作品の魅力のひとつ。さらにポールオースターの旋律を日本語で表現できるのは名翻訳の柴田元幸、ただひとりであろう。
『プチ修行』小栗左多里
キュートな漫画とエッセイが魅力の本書は『ダーリンは外国人』で知られる小栗佐多里。今回は旦那さまのトニーさんは残念ながら出番がないようだ。滝行、座禅、断食など週末のあいた時間でプチ修行はいかが?
『帝王学』山本七平
本書は『貞観政要』をきわめて解りやすく身近な言葉で解説した本。成熟した社会の統治方法において維持することの難しさと、リーダーとして人としての有り方について書かれた名著。
参加者のみなさま、ありがとうございました。
加筆、訂正等受け付けております。気軽にご連絡をいただけると嬉しいです。