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2020.4.9 ご挨拶 YONE

こんにちは、YONEです。ミステリ横浜読書会のお手伝いをしています。

週に1回、木曜日に私の記事を上げさせていただくことになりました。

どうぞよろしくお願いいたします。

まずは私の近況から。

読書する時間が減りました! (結構落ち込んでいます)

新型コロナウイルスの影響は様々ですね。仕事に関して言えば、時差出勤や在宅勤務されている方が多いかと思いますが、私は週の半分が在宅勤務になりました。

これまでの主な読書時間は往復2時間の電車の中と、湯船でのんびり過ごす30分でした。

通勤時間がなくなったことで、およそ2時間30分の読書時間が、30分になってしまいました。

時間は浮くんだから読書時間として確保すればとなるんですが、家事育児に追われてなかなか難しいですね。何とか捻出できないかと頭を悩ませております。

改めて時間の使い方を考えさせられる最近です。

折角の機会、みなさまにもミステリを好きになっていただきたく、本を紹介しようかと思います。上記「時間の使い方」から発想してみました。

ミステリにおける時間の使い方といいますと「アリバイトリック」があります。皆さんどんな作品をイメージされるでしょうか? 古典的な名作も多々あるのですが、今日ご紹介するのはこちら。

大山誠一郎著『アリバイ崩し承ります』(実業之日本社文庫)

全7話からなる連作短編集ですが、素晴らしい点は全話アリバイ崩し。被害者の死亡推定時刻には犯人であろう人物に鉄壁のアリバイが!

困った「僕」(捜査一課の最年少刑事)が犯人のアリバイ崩しを時計屋の若い店主である美谷時乃のもとに依頼する形で各話物語が進んでいきます。

読者がちょうど解けるか解けないかギリギリのレベルに設定しているのが何ともにくらしい作品です。読みやすい語り口なので、どんな方にも楽しんでいただける作品かと思います。

ぜひ時間の使い方に悩んでるみなさん、犯人が講じたアリバイトリックを見破る名探偵になってみませんか?

ではまた来週、お会いしましょう。

【投稿者】YONE 

明日は、ビブリオバトル横浜読書会のMIYさんへバトンタッチ!

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