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2020.4.16 初参加 YONE

こんにちは、YONEです。

横浜読書会に初めて足を運んだのは約3年前、ミステリー小説がテーマの会でした。殊能将之『ハサミ男』を携えて、おそるおそる扉を開けた記憶があります。いや実際には扉が開かずに焦りました(みなさんもご存知であろうあのArchiship Library&Caféの扉の仕掛けです)。その思い出の一冊は第1回ミステリ横浜読書会の課題本にさせていただきました。

さて今週のお題は【初参加】。横浜読書会に初参加して数か月後、出不精だった私が気を良くしてさらに初参加したイベントがE-pin企画という団体が開催する「ミステリーナイト」です。とある殺人事件の演劇を見た後、ホテル館内や宿泊部屋など、至る所に設置された情報を参加者自身が集め、犯人を推理します(なんと深夜3時まで、眠い)。翌朝、解決編の演劇を見て終了です。……私の推理はかすりもしませんでした。

ミステリの門戸は多様に開かれています。小説や映像作品、漫画などがまず思い付きますが、上記のような演劇などもお勧めです。他にもここ1年くらいで流行の兆しを見せているアナログゲーム「マーダーミステリー」をご存知ですか? 7~10人くらいで集まって行う演劇ゲームで、参加者は与えられた役割を台本に沿って演じながら、皆で協力して事件の犯人を捜すというものです。反対に犯人役は騙し通せたら勝ちとなります。私も未経験で挑戦してみたいのですが、よく知らない方を相手に演技をするなんてとても出来そうにないです。進行役を行ってくれる専門店もありますので、コロナ禍が収束した時期に、出来れば横浜読書会のメンバーで貸し切ってやりたいのですが、KURIさん、みなさん、いかがでしょうか?

おっと本の紹介もしたい。お時間ある方はもう少しお付き合いくださいませ。演劇に関わるミステリとして思い浮かぶものは

有栖川有栖 著『八角形の罠』(『ロシア紅茶の謎』講談社文庫に収載)

です。実在する尼崎市アルカイックホール オクトを舞台に、推理劇の練習中に起こる殺人事件を扱った作品です。実在施設が小説に登場するのには理由がありまして、施設のこけら落とし公演にて著者原案の『八角形の罠』が上演されたためです。つまりこの作品は、演劇からのノベライズにあたります。実在する施設の見取り図、そして読者への挑戦状付き! ワクワクが止まらない短編ですので、ぜひお手に取ってみてください。

ちなみにノンミステリだと恩田陸 著『チョコレートコスモス』(角川文庫)も心躍る演劇の世界が描かれていて面白いですので、こちらもおすすめです。

(これ、回を重ねるごとに分量増えそうだな、、、気を付けます)

ではまた来週、お会いしましょう。

※YONEさん、「マーダーミステリー」やりましょう。楽しみが一つ増えました!(KURIより)

【投稿者】YONE

明日はビブリオバトル横浜読書会のMIYさんへバトンタッチ!

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