2020.4.8 ご挨拶 KINO
考える横浜読書会のお手伝いをしているKINOと申します。毎週水曜日、横浜読書会KURIBOOKSの場所をお借りして文章を載せていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。
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休みの日は基本的に出かける派だが、不要不急の外出を控えるようお達しがでている昨今は専ら自宅で過ごしている。積んでいる本なら山のようにあるので、週末はおろか、一ヵ月くらい引きこもったって全然平気だ。むしろ週明けに会社に行くのが億劫になるくらいで、できることなら一生本を読んで暮らしたいとさえ思う。
ゆっくりと本が読めるとなると、せっかくだからと手が伸びるのは、分厚い本、大きい本、物理的にも精神的にも重い本。しかし頭を使ってばかりいると疲れてしまうので、息抜きに画集やエンタメ小説も良い。積んである本はこういう時のために買っておいた、というほど先見の明があったわけではないけれど、読む本が無くなるという恐ろしい事態に陥ることはなさそうだ。
心配事があるときは文字を追いかけても目が上滑りするだけで、内容が全然頭に入ってこないこともある。それでもいったん本の内容に没頭してしまえば、あっという間に一日は過ぎる。
平たく言えば、逃避である。
しかしまぁ、身の振り方が覚束ないような状況では他人に対して攻撃的な気分になりやすいので、そんなときくらい読書に淫してよい気分を保つのはライフハック的にアリではないか。
そんなことを考えながら、今日もひたすらページを捲る。
【投稿者】KINO
明日は、ミステリ横浜読書会のYONEさんへバトンタッチ!