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2020.5.13 100年後 KINO

100年といえば、子供のころにはとんでもなく長い時間のように感じていた。100年前なんてはるか昔のように思っていたし、100年後は想像もつかない未来の世界だと思っていた。

しかし、今はそうでもない。たった100年?という感じだ。

2020年の100年前は、1920年。日本は大正9年で、第一次世界大戦の講和条約が発効された年にあたる。亡くなった私の祖母が生まれるまで、あと少し。地続きの過去だ。

100年という時間の長さを感覚的につかめるようになったのは、私が大人になったからだろう。10歳よりも30歳のほうが、過去へ近づくというのも不思議な話だけれど。

そして2020年の100年後は、2120年。多分車は空を走ってないし、原子力で動く少年型ロボットもいなさそうだ。でもドローンの数は今よりも増えているだろうし、宇宙エレベーターくらいは実現しているといいなぁ。

どちらかというと私は、技術的な変化の速度に人間社会がどの程度ついていけるかということに興味がある。あまりに急激な変化の後には揺れ戻しがくるだろうから、三歩進んで二歩下がり、100年後には結局一歩くらいしか進んでいないということはありうる。でも三歩進んだ経験を持つ一歩と、三歩先を知らない一歩とでは大きな違いがあるはずだ。

やむにやまれぬ事情があるにせよ、この数か月で人々の暮らしが明らかに変わってきていることには期待をかけたい。私は100年後にもまだ生きているつもりなので(だって医療も進歩するだろうし)、幸せで刺激的な老後を過ごすために社会にはもっと便利になっていてもらいたい。

たった100年でどこまでいけるだろう。きっと今が、歴史の一つのターニングポイントだ。

恐れず前へ進みたい。

【投稿者】KINO

明日はミステリ横浜読書会のYONEさんへバトンタッチ!

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