REPORT
これまでの読書会
第9回20-30歳代対象!横浜読書会KURIBOOKS
■2023年10月1日(日)16:00-18:00 晴れ
■参加者13名(初参加者6名)でした。
本のテーマは「恋の話」です。
「恋の話」と聞いて、インスピレーションを得た本を持ち寄りました。
ご紹介いただいた本は小説、短歌、エッセイ、など様々なジャンルの本が集まりました。
真っ直ぐな瞳から語られる「恋に関する本の話」は、
誠実さが伝わり清々しい気持ちになりました。
全体的に知的教養度が上級者レベルの発表だったと思います。
同時に、恋愛モラトリアム期のような印象を残します。
どことなく「恋」に達観しており、俯瞰的に語っていた方が多かったからでしょうか。
ですが、本音や実体験をちらりとのぞかせつつ本の紹介をしていた方もいて、
個性の光るプレゼンテーションとなりました。
本を読んだきっかけは、
・言わずもがな、恋愛と言えばこの小説しかない!と思った
・著者が最近亡くなったので追悼の意を込めて
・大好きな作家の作品だから
などの理由のようです。
ご紹介いただいた本の内容は、
・フロイトの心理分析を基に社会心理学者が語る「愛する技術」
・データ検証した数値・統計学から導かれる「愛の成功法」
・内なる自分の理想像に縛られる愛とその開放
・感覚的に「愛」がわかる本
・裏切りの中に見た己の弱さとアガペー
・小説を読み終えたような読後感の短歌集
・古典文学から知る事ができる普遍的な愛の話
・軽さと重さを極限までに描いた哲学的恋愛小説
・ほっこり笑える下ネタ談義
などでした。
また、森茉莉さんが書く小説について
絵画作品のような完成されたワンシーンを耽美な文章で描き切る筆力に魅了された、
と話していた方がいました。
読み手と書き手の信頼関係のもとに創造される世界観が感じられて
素敵な読書体験だと思いました。
また、短歌は心に栄養が欲しい時に読んでいる、短歌はメンタルの安定剤だ、
とおっしゃっていた方がいました。
私も短歌を読むことと読書を重ね合わせて考えると、強く共感できます!!
ですが、日々コツコツと読み続けた先に劇的な読書体験が待っているわけで、
退屈でしかたない文章を読み続ける「苦行に似た読書」にも多く遭遇します。
それを含めての「メンタルの安定剤」だと、個人的には考えます。
大変楽しかったです。
後半は時間が足りず、申し訳ありませんでした。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
また読書会でお会いしましょう。
■今月の皆さんへの質問です。
自己紹介の時に、すべての読書会の参加者の方へ聞こうと思っています。
【自分を人間以外の生き物に例えるならば?】
ウサギ、ペンギン、良いマグロ、悪いマグロ、亀、チーター、猫、マナティ、サンマ、カモメ、イグアナ、エゾリス(大)、ハムスター、
以上です。
清らかな感受性と柔軟な思考の時代に生きる君へ。
知的好奇心を解き放つ出会いの場として、
ぜひ横浜読書会KURIBOOKSへ遊びに来てください。
【投稿者】KURI