1. HOME
  2. これまでの読書会
  3. 第123回朝の横浜読書会KURIBOOKS

REPORT

これまでの読書会

第123回朝の横浜読書会KURIBOOKS

20239月3日(日)9:00-11:00 晴れ

■参加者11名でした。

リモート開催ということもあり、

ちいさな可愛い参加者さん(未就学児のお嬢さん)も、

ちらりとお見えになりました。

パパのお膝に乗ったり、首に手を絡めて甘えたり、元気いっぱいです。

そんな様子をモニターから拝見できて、とても癒されました。

 

朝の読書会は、

本のテーマや課題の本はなく、おすすめの本を持ち寄りました。

絵本、エッセイ、ミステリ小説など、様々なジャンルの本が集まりました。

ご紹介いただいた本はXで呟いています。

 横浜読書会KURIBOOKS

@KURIBOOKS1

で検索してみてください。

 

本と映画は相性が良いようです。

 『異人たちとの夏』

『愛と哀しみの果て』

『アラバマ物語』

『カポーティ』

などの名作が話題に上がりました。

 

また、『ハリーポッター』の原書(英語版)と日本語訳を読んで参加してくださった方もいて、

それぞれの小説の比較をして、違いを教えていただきました。

一言で言うと “日本語訳の『ハリーポッター』はユーモアが足りない” ようです。

イギリスの小説は、風刺をふんだんに盛り込んだ物語も多くあるのに対して、

日本人にはブラックユーモアは馴染みが薄いと感じます。

そんな国民性による感性の違いからくるものかも知れません。

また、日本語で表現すると、英語の言葉遊びによる創造性などが失われるため、

物足りなさを感じるようです。

 英文を読めない私にとっては、興味深い考察と新鮮な感想だな、と感じました。

 

また、読書会内ではご紹介いただいた本の内容に関すること以外に、

最近の「言葉と思考力」について、話題に上りました。

小説の中で、全ての状況を説明したり、登場人物の感情を全て語らないと、

理解できない読者が増えている、ということです。

そして、余韻だけでは登場人物の行動や心情は理解できないと、著者も考えてしまい、

読者に配慮するかたちで、文章で全て説明してしまう傾向がある、というのです。

そういえば、『ごんぎつね』を読めない小学生たちのエピソードを、

石井光太さんが『ルポ 誰が国語力を殺すのか』で書いていました。

子供たちに限らず、大人も言葉の脆弱性の問題について考える必要があるのかもしれません。

大変楽しかったです。

ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

また読書会でお会いしましょう。

 

■今月の皆さんへの質問です。

自己紹介の時に、すべての読書会の参加者の方へ聞こうと思っています。

【恋愛が続く理由】

朝から赤裸々に告白しなきゃだめですか、娘の前で話すのは恥ずかしいのですが、

などと笑いながらも、お答えいただいた内容はこちらです。

・進歩・発展・向上・拡大

・お相手への尊敬の念が大切

・お互いのカケラを合わせ、ひとつの形を作っていく作業!その努力を惜しまないこと

・続く人としか続かない

・お相手の話を聞き、かつ自分の気持ちを素直に伝えることが大切

・想像力が大切で、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを考えて変化をし続ける

・自分らしくいること

・許容量(感情のコップの水が溢れないようにバランスよくお付き合いする)を大切に

・恋愛はフィクションです。恋愛の始まりは想像力、すなわちイリュージョン。そこから現実が見えてくるもの。そして、その現実には「恋愛は存在しない」と気付くはず。

・断続的一目惚れの連続

・ダブルベットに一緒に寝ること(自慢)

以上です。

 

一週間の始まりの朝をご機嫌に過ごせるように

知的好奇心を解き放つ出会いの場として

ぜひ横浜読書会KURIBOOKSへ遊びに来てください。

 

【投稿者】KURI

REPORT

これまでの読書会