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第8回(12/6)朝の横浜読書会

■参加者7名(男性4名、女性3名)でした。

初参加の方は2名でした。

おはようございます。冬の寒さに負けずに早起きして、レッツ朝読です!

みなさんが朝に読みたいジャンルの本はありますか?私は晴れやかな日曜の朝に、詩集を紹介してみようかなと思いました。感受性の強かった学生時代に出逢ってから未だに心を奪われ続ける「ランボー」。その理由は彼の生きざまに関係していることは間違いありません。彼の人生は不運の連続でした。ランボーの人生を語ったCMのナレーション、格調高い作品をご紹介します。

”その詩人は底知れぬ渇きを抱えて放浪を繰り返した

限りない無邪気さから生まれた詩

世界中の詩人達が青ざめたその頃

彼は砂漠の商人

詩なんかよりうまい酒を などとおっしゃる

永遠の詩人ランボー

あんな男 ちょっといない

サントリーローヤル”

「ちょっといない男」のメッセージに耳を傾けて、参加者の皆さまとお話ができて大変嬉しかったです。「第8回 朝の横浜読書会KURIBOOKS」のスタートです。

 

【ご紹介いただいた本】

20151206

 

『どんぐり』 オノ・ヨーコ

どんぐり

本書は点画の作品集としてまとめられており、画家オノ・ヨーコを再認識させてくれる一冊。想像力を最大限に働かせて彼女が生きた82年間を目で感じてみる。どんぐりの種はあなたに何を実らせるのか。

 

『ズルいくらい幸せな人がやっ人生が思い通りになる「シンプル生活」』ワタナベ薫

ズルいくらい幸せな人がやっている 人生が思い通りになる「シンプル生活」の詳細を見る

 思考、環境、人間関係、感情などを整理して人生をスリムに生きよう。そんな「シンプル生活」には幸せが入り込むすき間が生まれ、人生が思い通りになること間違いなし。

 

『not simple 』オノ・ナツメ

not simple (IKKIコミックス)の詳細を見る

悲しく切ないけれど、どこか暖かみを感じる物語。映画を見ているような感覚にとらわれる本書は、こころの底から湧き上がる自分の感情をリアルに感じることができる。イアンはあなたの一片を背負う主人公だから。

 

『「読まなくてもいい本」の読書案内 』橘玲

「読まなくてもいい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する (単行本)の詳細を見る

正統派の読書のすすめを5日間で探究する。複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義の5章から構成され、複雑系と進化論が通底して語られる本好き必読の一冊だ。

 

『投影された宇宙』マイケル・タルボット

投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待の詳細を見る

著者のスピリチュアルな概念に基づく宇宙理論。宇宙の謎を解く鍵は聖なる概念にあった。輪廻転生、万物の根源は万物を超えた内在秩序にあり生命は常に転生を繰り返す。

 

『きらきらひかる 』江國香織

きらきらひかる (新潮文庫)の詳細を見る

ホモセクシュアルな夫と、アルコール依存症の妻、そして夫の恋人との奇妙な三角関係を軽やかに描く。優しさを込めた切ない言葉が読むものに刺さる。江國ワールドの醍醐味を味わうことができる一冊。
 
 
『職業としての小説家 』村上春樹

 職業としての小説家 (Switch library)の詳細を見る
小説家としての村上春樹のエッセイ集。淡々と、そして粛々と、物語に想いを込めて書き綴る彼のスタイルは、意外にもフィジカルに整理されていたものだった。天才と呼ばれる所以が理解できる。
 
 
『23分間の奇跡』ジェームズ・クラベル

23分間の奇跡 (集英社文庫)の詳細を見る

新任の女性教師の授業が始まる。教育とは、国家とは、自由とは何か?小学生でも読める簡単な内容ながらも思想教育の恐ろしさを突きつける衝撃的な一冊。23分の間に子供たちの心が奪われる。

 
 
『情報編集力』藤原和博

情報編集力―ネット社会を生き抜くチカラの詳細を見る

これからの21世紀は記憶力に頼る情報収集力の時代から、想像力、表現力が必要となる情報編集力が生き抜く力となる。頭を柔らかくして、自由な発想力を今後の人生に生かそう。

 

『予想どおりに不合理』ダン・アリエリー

 予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の詳細を見る

行動経済学の第一人者が書いた秀逸の一冊。行動経済学の学説に則った実験をもとに「人間はいかに不合理な行動をとってしまうのか」との問いを研究成果をもとにユーモラスに解説する。
 
 
『リスク〈上〉 』ピーター・バーンスタイン

リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)の詳細を見る

人類の歴史における未来予測の進歩という壮大な時間軸で、リスクに対する考え方を学ぶ。統計、確率からさまざまなリスクを計量することで過去の経済活動が連綿と支えられてきたことを痛感する。

 

『意思決定12の心得』田坂広志

 意思決定12の心得の詳細を見る
 著者の作品はレクチャー型かと思い読み進めると良い意味で裏切られる、自分で考え抜くことを必要とする書だから。意思決定で必要なものは直観力、説得力、責任力と説く。それはまさに人間力であろう。
 
 
『ボールペンでかんたんイラスト帳』4 flowers

ボールペンでかんたんイラスト帳―まねするだけで、かわいく描ける!の詳細を見る

大切な人に手紙を書こうと思ったとき、さりげなくイラストを添えてみると思いが伝わりやすくなる。絵を描くことが苦手なひとでも楽しく学んで楽しく書けること間違いなし。
 
 
『村上春樹、河合隼雄に会いにいく 』河合隼雄

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)の詳細を見る

心理学者・河合隼雄先生と小説家・村上春樹さんの対談集。二人の親和性が伝わり心地よく読める。オウム事件や阪神大震災の衝撃は二人の目にはどのように映り、どのように落とし込んだのか。開眼させられる一冊。

 

『ランボ

ねんの言葉』野内良三

ランボーの言葉  地獄を見た男からのメッセージの詳細を見る

ウッドのアクションヒーローのではない。あり余るほどの天与の才に恵まれた詩人・ランボーの人生は不幸と不運の連続だった。生きることに渇きを感じ絶対的な何かを求め続けたランボーの選りすぐりの言葉を贈る。

参加者のみなさま、ありがとうございました。

加筆、訂正等受け付けております。気軽にご連絡を頂きたくお願い申し上げます。

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