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これまでの読書会

第59回(12/1)朝の横浜読書会

■参加者14名(男性6名、女性8名) 初参加は4名でした。

冬らしく薄曇りで寒い一日となった12月の本日、横浜駅近くのカフェにて、
第59回目となる朝の読書会が開催されました!

課題の本やジャンルの指定など一切なく、お気に入りの本を自由に持ち寄って発表する朝の横浜読書会。

今回は初参加の方が5名いらっしゃいました。ありがとうございます!
いつものように、参加者の皆様には様々な本の紹介をいただきました。

【ご紹介いただいた本】

また、最近、本が売れていないというニュースを受けて、どうすれば本をより多く買ってもらえそうかというアイデアを
参加者の皆様に話していただきました。

・村上春樹の作品をはじめ、小説・エッセイなど偏りなく読んでおられるという方からは、村上春樹の旅行エッセイの本をご紹介いただきました。メキシコのバスは座席などが壊れていることがあるが、ステレオは絶対に壊れていない(運転手が自分で聴くから)など、面白そうなエッセイです!本を買ってもらうアイデアは、出版社が居酒屋などの異業種に展開して、これに本を絡めるようにするのが良いのでは、とのことです!

・相鉄線の新しい駅(超混雑しているとのこと)の近くに住んでおられるという方からは、大好きな国内作家のファンタジー小説のシリーズ作の最新刊が18年ぶりに刊行されたとのことでご紹介いただきました。人生に影響した本で、可能なら読んだ記憶を消してもう一度再読して楽しみたいなど、熱いご紹介でした!本を買ってもらうアイデアは、出版社が読書会を開催して帰りにその本を買ってもらうという提案をいただきました!

・専門学校で学んでおられるという初参加の方からは、大正時代に女子学生のバイブルと呼ばれていたという女流作家の小説を
ご紹介いただきました。各章の題名が花の名前になっていて、それぞれの花のイメージの女学生が登場するとか、文体がきれいで女性に贈りたい本とのことでした!本を買ってもらうアイデアは、綺麗な装丁の本が多いので装丁のデザインで推すのが良いなど、いろいろなご提案をいただきました!

・3年以上続けてご参加いただいているという参加者の方からは、阿川佐和子が父の阿川弘之について書いたエッセイや、五木寛之の旅行エッセイ、芸能界の内幕を描いた本や石原裕次郎の一家の話など、様々な本をご紹介いただきました!本を買ってもらうアイデアは、蔦屋書店のように、カフェなどが併設されていて、売っている本を試し読みできるような書店がもっと増えると良いのではとのことでした!

・藤沢市から来られた小説好きな参加者の方からは、原田マハの史実を元にしたフィクションの短編集をご紹介いただきました。芸術家としての苦悩や、印象派の隆盛など、当時のヨーロッパの雰囲気が味わえておすすめとのことでした!本を買ってもらうアイデアは、huluなどのドラマでよくあるチェーンストーリーを本でもやったらどうかとのことでした!

・ミステリや刑事物を良く読むという初参加の方からは、友達の方からおすすめされたという原田マハの短編集をご紹介いただきました。こちらは4編で、それぞれに人生に行き詰っている女性たちが登場し、旅を通して人生に前向きになっていく話とのことでした。人生に向き合って道を切り開いていこうとするくだりが良いとのことでした!また、職場での礼節についての本もご紹介いただきました!本を買ってもらうアイデアは、本の著者がイベントを開催して、その場で本を買ってもらうのが良いのでは、とのことです!

・ハイテク系の会社に勤めておられて、このごろは純文学もお好きになったという参加者の方からは、少し前に話題になった、人類の文明が3つの文明の利器に左右されたという人類史の本をご紹介いただきました!ニューギニア人の知り合いの話から、西洋文明の伝来について疑問を持ったのがきっかけで読まれたとのことです!本を買ってもらうアイデアは、著者の握手会を開催する、読書を国民の義務にする、「読書通帳」を作り、読書ノルマを達成した人には税金の還付を行うなどのアイデアをいただきました!

・医療機関に勤めておられるという参加者の方からは、夫婦の心の動きを描いた小説の古い文庫本を持ってきていただきました!元々は夫婦仲が良かったのが、妻が夫を軽蔑するようになり、夫は自問自答して次に取った行動がさらに妻の軽蔑を呼ぶという、なんだか恐ろしい小説のようです。人の心はわからないといったところでしょうか…本を買ってもらうアイデアは、六本木にあるという入るのに入場料が必要な書店が、店内が混むくらい盛況とのことで、本との出会いをみな求めているので、それに応えられることが必要ではとのことでした!

・村上春樹や星野道夫がお好きという初参加の方からは、年末なので自分を見直す機会と思って手に取ったという、人生でうまくいっていないことをチャンスに変えるといった内容の本をご紹介いただきました!自分の人生で未完になっていることは何かといった、思わず自分に当てはめて考えてしまうような問いかけが書かれた本のようです!本を買ってもらうアイデアは、出版社がカリスマYouTuberに本の紹介を依頼してはどうかというアイデアでした!

・ミステリ好きという初参加の方からは、人の感情について科学的に解説した本をご紹介いただきました!NHKの科学番組をベースにした本とのことで、図表も豊富で読みやすく、意外な事実もいろいろあり面白い本だそうです!本を買ってもらうアイデアは、最近の本は表紙のイラストなど、見た目で損している印象があるようで、装丁をもっとパッとしたものにすると本屋に出かける人も多くなるのでは、とのことでした!

・長野まゆみの本をよく読まれるという参加者の方からは、きれいな物をみると思い出すというファンタジー小説をご紹介していただきました!空をとぶ船でくらす人と地上でくらす人が描かれていて、つかみどころがない感じだが、主人公は青年といった感じで、とても美しいイメージがお好きだとのことでした!

・村上春樹や太宰や生理学の本を読まれるという初参加の方からは、15年くらい前の自分のメモに題名が書かれていたのを
発見したので手に取ったという、世界各地の食をテーマにしたノンフィクションをご紹介いただきました!食べ物から、社会や人間の根源的な部分に通じるものがあるということです!本を買ってもらうアイデアは、今は色々な商品の宣伝は動画系のインターネットサイトで行われていることが多いそうで、本も積極的にこれらを利用してみてはどうかとのことでした!

以上、今回もおもしろそうな本を沢山ご紹介いただきました。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました!

【投稿者】OKA

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