REPORT
これまでの読書会
第9回(10/28)考える横浜読書会『カルメン』
■参加者は男性8名、女性5名でした。
***おそらく人間じゃない(笑)と思います。半端ない読書量と教養をお持ちの異星人KINOさんの紹介文です。一緒に考える読書会を盛り上げてくれているKINOさんありがとうございます。***
赤いドレスを着て赤い薔薇をくわえ情熱的に踊るイメージの強い”カルメン”。
そんなオペラ・カルメンのイメージが強いですが、
■メリメの『カルメン』
小説『カルメン』は1845年、
■ビゼーの『カルメン』
メリメの『カルメン』をもとに、
大学時代にオケをやっていたKくんにご協力いただき、
■参加者の感想
参加者の方々に印象に残った場面を聞くと、
・コルドヴァで考古学者がカルメンと出会う場面
・考古学者がカルメンの容姿を描写する場面
・ホセが煙草工場の横で初めてカルメンと出会う場面
・考古学者の前で、カルメンとホセがバスク語でやりとりする場面
・連行されるカルメンがホセにバスク語で話しかける場面
・
・ジブラルタルで、
・ホセがカルメンに、アメリカでまじめに暮らそうと嘆願する場面
・最終章の、ボヘミア人に対する細かい考察
カルメンは悪女というよりも、
・カルメンは相手によって服装や言葉を使い分け、
・一人で仕事を見つけ、采配をして、人員を確保し、
・
・自由を愛するカルメンにとって、
・貴族出身のホセとは育ってきた環境も価値観も違うので、
一方、ホセに対しては悪人説が飛び交い、批判が集中しました。
・カルメンが自由を愛することを理解していない。
・ガルシアとの決闘など、節々で卑怯なところがあるように思う。
・自分に甘く、カルメンのことよりも自分のことを優先している。
※参加者Hさんがカルメン事件の時系列をまとめた年表とスペインの地図を資料とし
なお参加者の男性には、カルメン的な女性に会ったことはあるか、
女性にはカルメン的な女性になりたいかを聞いてみました。
男性)
・カルメン的な女性に何人か会ったことがある
・会ったことはない。できれば会いたくない。
・会ったことはないが、会ってみたい気はする。
・台風のような女性なので、
女性)
・自立した頭のいい女性。できるならなってみたい。
・カルメンのように自由に生きてみたい。
・カルメン的な女性にはちょっと憧れる。
またカルメンはホセより年上か年下か、
参加いただいた方々、ありがとうございました。
加筆、訂正承ります。ご連絡をお待ちしております。