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これまでの読書会

第55回(8/4)朝の横浜読書会

■参加者11名(男性5名、女性6名) 初参加は2名でした。

夏らしく快晴となりましたが蒸し暑くもある8月の本日、横浜駅近くのカフェにて、第55回目となる朝の読書会が開催されました!

課題の本やジャンルの指定など一切なく、お気に入りの本を自由に持ち寄って発表する朝の横浜読書会。

今回も参加者の皆様には様々な本の紹介をいただきました!

【ご紹介いただいた本】

・横浜読書会の他の会にもよくご参加いただいている方からは、地元の有力者のホームパーティーに招かれた男が話す、いい感じにイヤな後味のミステリをご紹介いただきました。読んだ後はかき氷が食べたくなくなること請け合いだそうです!

・歴史や民俗学の本がお好きという方からは、専門業者に頼まずに本をつくるDIY本をご紹介いただきました。本以外にも紙のグッズの作り方のアイデアが沢山載っていて、インスピレーションを得られそう!他には、大正時代に四国のお遍路を若い女性が一人で巡った記録の本もご紹介いただきました。綺麗な日本語で、聡明な感じの文章とのことです!

・ノンフィクションをよく読むという方からは、南極基地の料理番になった主婦の方が書かれた本をご紹介いただきました。今回は夏なので、涼しげな本を選んだとのこと。責任についての記述なども味わい深そうです!

・最近引っ越してこられて周囲に読書仲間がいないので参加してみたという初参加の方からは、フリーター女子の成長物語をご紹介いただきました。普段はイヤな感じのミステリなどをよく読むとのことですが、ご紹介いただいた本はイヤミスではなく、元気が出る本だそうです!

・ノンフィクションを良く読むというこちらも初参加の方からは、他人の足を引っ張る人の分析本(?)と、世界史上の大きな失敗についての本をご紹介いただきました。どちらもこれまでの経験に従ったりして思考停止してしまう結果だったりと共通点があるようで、本の中に挙がっている実例も興味深そうです!

・いつもAIや宇宙についての本をご紹介いただく方からは、今回は「かわいい」についての本をご紹介いただきました。動物行動学者のローレンツ博士の提唱する「ベビースキーマ」に合致するものをカワイイと感じやすいとか、ゆるキャラは「ベビースキーマ」に良く合致しているなど、新鮮な視点を得られる本のようです!

・小説をよく読んでいたが最近はノンフィクションをよく読むという方からは、未来の日本で家政婦ロボットが主人を殺すというミステリをご紹介いただきました。有名な「ロボットの三原則」についてや、未来の日本社会の描写など、ページをめくる手がとまらなくなる面白い小説ですが内容も深そうです!

・実学の本をよく読むという参加者の方からは、江戸時代から近代化していく社会の中で論語を基にした倫理観と商業主義の両立を説いた本と、その後の戦前日本でポピュリズムが台頭して日露戦争に向かっていく時代を考察した本をご紹介いただきました。今の時代とも通じるところもあって興味深い本のようでした!

・森博嗣の本が好きという方からは、アニメのエヴァンゲリオンの主題歌やWINKの曲の作詞家の方が書いた、作詞の方法についての本をご紹介いただきました。基礎トレーニングとして、最初に情景を決めてそれを描写していくとか、歌い手の技術に合わせて修正する方法とか、言葉の引き出しを増やしておくことなどが重要だそうです。あとはとにかく修行するしかないとか、いい曲の詩をとにかく完全に書き写すのも勉強になるとか!

・最後の方は、52のポジティブな考え方についてそれぞれ実例を挙げて書いてあるという本をご紹介いただきました。自分でノートにすべて書き写して仕事で使ってみたとのこと!他には、アガサ・クリスティの心理ミステリ(?)も紹介されました。主婦が学生時代の友人について、無意識のうちにいだいていた優越感に気づいていくといった内容で、クリスティの描写技術も相まって恐ろしい本だそうです!

今回もいろいろなジャンルに渡る本をご紹介いただきました。
夏らしく蒸し暑い日が続きますが、熱中症に注意して読書を楽しみましょう!
ご参加下さった皆様、ありがとうございました!

【投稿者】OKA

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