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第3回(5/26)ミステリ横浜読書会『ミレニアム』(上・下)

■参加者12名(男性6名、女性6名でした。見学者・初参加は0名です。

 

 

第三回のお題は「映画化されたミステリ小説」、課題本として『ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女』を読み解きました。

[スティーグ・ラーソン, ヘレンハルメ 美穂, 岩澤 雅利]のミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 まず、自己紹介とともに見たことのあるミステリ映画を伺ったのですが、「羊たちの沈黙」が年代性別を問わず多く挙げられました。レクター博士の強烈な印象は小説/映画ともに忘れられないですよね。

 次にYONE資料を用いて、スティーグ・ラーソンやミレニアム三部作について、またミステリにおける小説/映画の違いと楽しみ方をお話ししました。

社会批判を含む北欧ミステリというジャンルに興味をもっていただけたようです。

その後は、参加者の方々に課題本の感想や、印象に残るシーン、映画(スウェーデン版orハリウッド版)の感想をお聞きしました。いくつか紹介させていただきます。

 

・たくさんの登場人物がいたので、ノートに名前を書いて整理しながら読み進めた。

・スウェーデン版の映画のミカエルがどうしても受け入れられない。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]

・リスベットが格好良い女性で大ファンになった。

・上巻は冗長に感じたが、下巻の盛り上がりは素晴らしく一気に読み進めた。

・ミレニアム2、3とどんどん面白くなるので読んで欲しい。

・ミステリ要素がスパイスになっており、最高のエンターテイメント作品だと思う。

・真犯人の豹変が魅力的で引き付けられた。

・社会性を含んだ物語がこうも読みごたえあるものだとは考えていなかった。

・ハリウッド版映画のラストシーンときたら、胸が締め付けられる思いだ。

ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]

などなど、たくさんの感想を頂けました。会の中ではネタバレありでした。積極的な意見が交わされて自分では気付くことのできなかった発見も多く、新鮮な気持ちで読み説くことができました。

今回は初めての翻訳作品、そして上下巻と長い作品を選びましたが、参加者の人々が満足たる読書体験ができたとのことで嬉しい限りです。

 今後も色々なテーマ・作品にチャレンジしていきたいと思います。皆さまの参加をお待ちしております。

※YONEさん、感想をありがとうございます!

 

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