第20回(3/20)ミステリ横浜読書会『オランダ靴の謎』

■参加者１０名（男性5名・女性4名）でした。

第20回ミステリ横浜読書会は、【読者への挑戦状】をテーマにエラリー・クイーン(著)『オランダ靴の謎』を課題本にしました。最初に自己紹介と合わせまして、エラリー・クイーンを読んだことがあるか、好きなキャラクターは誰だったかをお伺いしました。今回10名の参加者のうち、初めてという方は3名いらっしゃいました。過去に読んだことがあると方のほとんどが悲劇四部作の作品を挙げられ、日本における人気ぶりを実感しました。好きなキャラクターについては想定よりも多数のキャラクター名が挙がりました。多くの登場人物がうまく書き分けられていた結果かなと思いました。

その後YONEより、作者や課題本、読者への挑戦状について資料でご紹介した後、参加者の皆さまに課題本の感想を頂戴しました。

・古典作品だが非常にテンポよく読める作品だった。

・会話がおしゃれ。親子の関係性が新鮮だった。

・まともに謎解きに挑戦する人はいるのだろうか？ チャレンジせずにページを捲ってしまいました。

・出てくる証拠は鵜呑みにしてよいのか？偽の手掛かりではないのかと思い、明後日の方向に推理してしまった。

・犯人を特定するまでには至らなかったが、この人が怪しいと思っていた。

・第二の事件を起こした理由は何でだろうか？　少し作者による人工的な部分も感じた。

・解釈は幾つか考えられると思う。でも物語を読みクイーンなりの論理性、解釈を楽しむ作品だった。

参加者の皆さま、ご参加いただきありがとうございました。

次回はミステリ読書会に参加したいけど、ミステリって敷居が、、、と思っている方に最適な課題本をご用意しました。

これを機会にぜひぜひ遊びに来て下さい。

【投稿者】YONE