REPORT
これまでの読書会
第125回朝の横浜読書会KURIBOOKS
■2023年10月1日(日)9:00-11:00 晴れ
■参加者7名(初参加者2名)でした。※途中退出された方は1名
本のテーマや課題の本はなく、おすすめの本を持ち寄りました。
ご紹介いただいた本はこちらです。
ノンフィクション小説、ビジネス書、ファンタジー小説、紀行文など様々なジャンルの本が集まりました。
本を読んだきっかけは、
好きな翻訳者のおすすめ本や、お気に入りの作家、好きなミュージシャンの推薦本
(「スピッツ・ファンクラブ会報」で紹介されていたそうです。
ファンクラブ会報は手作り感満載で、手書きイラストも素敵でした。)
などの理由のようです。
本の感想として印象的だったのは、
『ハウルの動く城』の原作者であるダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説は、
全4巻という長い小説であっても、
クライマックスに向けての筆力のパワーと、伏線の改修に中毒性があるので
最後まで楽しく読み続けられた、とおっしゃっていたことです。
また、コロナ禍で精神的に気持ちが落ち込み、しばらく本が読めなくなったのだが、
自分の心に優しく寄り添ってくれる本に出合い、
また本が読めるようになったと、話していた方がいらっしゃいました。
そういった感情の赴くままに、自然体で読書を楽しむ姿は素敵だと感じました。
読書会内では本の感想のほかに、最近のミステリ小説について話題になりました。
ミステリ小説の「トリック」が業界全体で飽和状態になっていて、
どの「仕掛け」も過去に書かれたものばかりになっている。
パターン化されたオマージュ作品として扱われることも多く、
斬新で新しいと感じる謎解きは生まれにくい。
よって、最近のミステリ小説の傾向としては、謎を解くと言うよりも、
サイコパス系の殺人鬼が事件を起こす話や、
マルチバース、パラレルワールドといった異世界物語、
登場人物のキャラクターに個性を出して世界観を作り出し、面白みを出す傾向がある。
とのご意見をいただきました。
また、最近のビジネス書は、
『嫌われる勇気』や『君たちはどう生きるか』のように
主人公が“人”と接することで気付きを得て、学び、成長していくといった
物語調のビジネス書が人気なのでは?という話にもなりました。
大変楽しかったです。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
また読書会でお会いしましょう。
■今月の皆さんへの質問です。
自己紹介の時に、すべての読書会の参加者の方へ聞こうと思っています。
【自分を人間以外の生き物に例えるならば?】
かたつむり、ひまわり、すずめ、猫、魚介類、フクロウ、サンマ
以上です。
一週間の始まりの朝をご機嫌に過ごせるように
知的好奇心を解き放つ出会いの場として
ぜひ横浜読書会KURIBOOKSへ遊びに来てください。
【投稿者】KURI