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変わらない日本人の姿

歌舞伎座へ行ってまいりました。初の歌舞伎体験です。

銀座の一等地に建つ歌舞伎座。現在の第五期・歌舞伎座は2013年に完成したのものです。三菱地所設計と隈研吾建築都市設計事務所による共同設計で、施工は清水建設。歴史ある建物は優美さに加えて風情があります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_4030-e1553520098800.jpg です

華のある役者達、黒・柿色・萌葱色の三色の定式幕、長唄や三味線による下座音楽、附け打ちの切れの良さに「歌舞伎らしさ」を感じて魅了されつつも、歌舞伎という異空間が、様々な衝撃で襲ってきました。女役の美しい御着物や小道具の数々と舞台セットの豪華さに圧倒され、 照明も場面ごとに絶妙な調整を入れて演出します。独特の発生で台詞が聞き取れなかったり、わかる単語!と思ったら放送禁止用語連発だったりして驚きました。客席からはテンポよく「音羽屋!」などの掛け声もあり盛り上がります。最後まで、視覚と聴覚がフル回転でした。

歌舞伎は伝統芸能ということもあり、国が運営しているものかと思っていましたが、興業そものもを松竹という民間企業が手掛けているのですね。純然たる民間ビジネスなのです。江戸の昔から連綿と繁栄し続ける経営に、学ぶところが多い気がします。

そしてこちらが三月大歌舞伎≪昼の部≫の演目です。

一.女鳴神

雨を降らさぬ行法を用いて龍神を滝壺に封じ込めた鳴神尼。そんな龍王ヶ峰の岩屋に引きこもる鳴神尼のもとへ美男の雲野絶間之助が訪ねてきます。色香に惑う女鳴神に気付けの水を口移しで飲ませる場面はドキドキでした。クライマックスの豪快な押戻しに盛り上がります。

二.傀儡師

大道芸の人形遣い・傀儡師を題材とした風俗舞踊を松本幸四郎さんが演じました。表現力豊かに舞う姿が美しかったです。江戸の街並みに溶け込む洒落た味わいの一幕でした。

三.傾城反魂香

近松門左衛門の作品に期待が膨らみます。絵師の加納元信と襖に書かれた虎が巻き起こす話、絵師の又平と女房おとくの情愛の話の二段構成の上演でした。特に虎の舞がキュートでした。

以上、歌舞伎のお作法に戸惑いながらも、登場人物たちの「軽やかで粋な生きかた」に心が軽くなりました。歌舞伎は知識として知ることよりも感じることが大切なのかも知れません。

Nさん、チケットを取ってくれてありがとう!また一緒に行こうね。

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