※(12/20)横浜市中央図書館見学

仕事のできる人のスピード感がたまらない。

8/7横浜市社会教育委員会議に同席された中央図書館企画運営課・企画調整係長・山内さんとは、この時が初対面だった。会議後のご挨拶の際に蔵書見学をお願いしたところ、8/27(木)18:30横浜市中央図書館(以下、中央図書館)に取材訪問が決まる。お忙しい中、今回の企画にご快諾頂けた事を大変感謝致します。

1.中央図書館訪問

山内さんから中央図書館の案内資料を頂く。内容を拝見すると2015年7月改訂版、先日に改訂されたばかりだった。「常に最新版をご用意して来館者の方をお迎えします。新鮮な中央図書館を知っていただきたいですから。」との事、神は細部に宿る。

佐藤:中央図書館は、野毛の街に溶け込んだ佇まいが横浜の歴史そのものを感じる建物ですね。

山内さん:ありがとうございます。中央図書館は平成6年(1994年)に開館、地上5階地下3階の建物です。同年「横浜市立図書館情報システム」を稼働し、市内の図書館18館で連携した運営が可能となりました。利用者は希望する本を最寄りの図書館に取り寄せて貸出でき、返却はどの図書館でも行えます。インターネットによる予約は年々増え、貸出数の向上に貢献しています。

佐藤:インターネット予約は大変便利で頻繁に利用しています。閉館後の返却ポストも嬉しいサービスです。

山内さん:便利な分、本の移動が多くなり本への負担が増えたかも知れません。図書館では本の修理ボランティアの皆様が活躍しています。昨年は1万2千冊が修理され、本を元気にしてくれました。

佐藤:1万2千冊はすごいですね。図書館の本を気持ちよく利用できるのは、図書館で働く方々やボランティアの皆さんの協力に支えられているからなのですね。

山内さん:本の破損の他に、心無い書き込みや切り取りもあります。子どもの頃から本を大切にしてもらいたいと思い、「横浜F・マリノス×横浜市図書館!!2015」の共催企画のひとつとして、マリノスケくんに協力してもらい「本を大切に、マナー啓発ポスター」を制作しました。ポスターは図書館だけでなく学校や地区センターなどにも貼られています。

佐藤:マリノスケくんとのコラボレーションは子供たちも大喜びでしょうね。

山内さん:子どもたちだけでなく、大人の方もマリノスケくんからのイエローカードに気を付けて欲しいですね。最近の図書館の取り組みについてですが、平成26年4月に「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が施行され、「横浜市民読書活動推進計画」が策定されました。図書館でも、子どもから大人まで幅広く、読書に親しむ機会が増えるように、取り組みを進めています。ホームページで大人向けに本を紹介する「図書館の本棚から」を始めたのも、その一つです。また、区役所や地域団体などと連携して、世代や地域の課題にあわせた講演会や講座なども開催しています。特に11月は「市民の読書活動推進月間」ですので、多くのイベントが予定されています。

佐藤:横浜市立図書館の今後の進展が楽しみです。

そこで山内さんの計らいで館内の地下2.3階の書庫へご案内して頂いた。

中央図書館の蔵書冊数は平成26年度・約166万冊になる。主に電動集密書架(地下2階)と固定書架(地下3階)で書籍を保管整理している。

2.地下書庫訪問

まずは、地下2階へ・・・

エレベーターで地下2階へ移動すると一般利用階とは違う空気が漂い、快適な温度管理の中で本が静かに呼吸している様子が伝わる。その場は50mの一直線に伸びる廊下の両脇に設置された本棚が並んだ廊下が複数ある。

山内さん:こちらになります。

佐藤:長い廊下と本棚から静謐さが漂いますね。

廊下・図書館1

※地下2階にある書架。長く広い廊下に驚く。

山内さん:地下2階の電動集密書架は、固定書架に比べて、より狭いスペースで沢山の本を収納できます。普段、棚の本が見えないくらい密着していますが、ボタン一つで棚はスムーズにレール上を移動し、人が通れる空間を作り本の取り出し作業ができます。自動で照明が付くので必要に応じた明るい環境で作業ができます。

電動書庫・図書館4

※電動集密書架、ボタン一つで動く。

照明・図書館5

※電動集密書架、自動照明機能。

佐藤:省スペースで大量の本を収納できる電動の本棚を初めて見ました。

山内さん:地下書庫の本や雑誌は、月に1万冊以上利用されていますので、トレベーターは地下の書庫から各階のカウンターまで館内に本を運ぶ頼もしいサポート役です。利用後は地下へトレベーターで本を戻し、ブックトラックで一度仕分けます。そこから書架に収めます。

とれベータ・図書館3

※トレベーターとブックトラック。

次に、地下3階へ・・・

地下3階へと移動すると、この階は天井が高く感じる。

山内さん:こちらは固定書架になります。本棚は天井の柱と固定されており、上の地下2階の書庫をしっかりと支える構造になっています。電動書架は収納能力に優れますが、固定書架は、すぐ手に取れることができ、本を探すのには便利です。ここに来た見学者の方達は、本が一目で閲覧できるので、必ずこの階で立ち止まって本を見始めます。旧・横浜市図書館(大正12年開館)の時代からの貴重な書籍もございますので、夢中になってしまうのでしょうね。

固定書庫・図書館6

※固定書架、天井に固定されている。

IMG_16574

※固定書架、魅力的な書籍が並ぶ。

3.さいごに

もっと心ゆくまで見学したい。そして横浜読書会KURIBOOKSの参加者の方達にも是非!この貴重な館内見学を体験できるような機会をいただければ、こんなに嬉しいことはない。地下の書庫見学を終え、厚かましく更なる企画のお願いをして、帰宅の途に就いた。

本好き冥利に尽きる貴重な体験をさせて頂いた。楽しく充実した時間を提供いただき、山内さんほか中央図書館のみなさまのご配慮、本当に有難う御座いました。「横浜読書会KURIBOOKS企画!蔵書見学+横浜市中央図書館で読書会」という期待をほのかに香らせて今回の取材は終わりたい。

 

 

第0回(8/8)女子限定・横浜読書会

非公開「第0回ランチで読書会」を開催しました。 今後は偶数月に1回で開催を考えております、宜しくお願いします。

 

■参加者数6名、初参加の方は2名でした。

なんと!全員初対面でこれほどまでに打ち解けるとは、本の力は偉大です。

以下、「第0回ランチで読書会」のプチ報告です。

【紹介本】

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      主催者が集合時間ちょうどに着くという体たらくぶり、申し訳ございませんでした! 参加者のみなさま、その節は暖かく迎えて頂きありがとうございました。 今回は「自己紹介⇒ご歓談+ランチタイム⇒本の紹介」で進行。 フリートーク中心で終始和やかな会となり、参加者の方の経験を重ね合わせながら本の話を聞くことができました。楽しかったです!   家族や夫婦の関係、『家族という病』『新・良妻賢母のすすめ』 旅の記憶、『林檎の礼拝堂』 尊敬する人物とその作品、『竹内政明の目』『文豪の家』『文士の時代』 映画化決定の話題作、『走れ、走って逃げろ』   参加者のみなさま、ありがとうございました。 加筆、訂正等受け付けております。気軽にご連絡を頂けると嬉しいです。

第1回(6/27)女子の読書会

■参加者数6名、初参加の方は1名でした。 初の女子読書会が始まりました。 開催場所となったのは白が基調のモダンでお洒落なカフェレストラン。集まってくださった皆さんは、お互いがほとんど初顔合わせにも関わらず、スタートから楽しく面白いトーク満載で盛り上がりました。 さまざまな話題と美味しい料理でありながら、時に食べることも忘れ、時に笑い転げながらの素晴らしい時間になったのはやはり‘本好き’という共通のものがあったからでしょうか。純粋で誠実な心は読書をより深いものにするものなのだな、と実感しました。 今回の課題本は「恋愛したくなる本」、読書会スタートです。

  【紹介本】

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『美女ヂカラ・プレミアム』 ビューティーライフファミリー

美女ヂカラ―心とカラダが若返る!の詳細を見る

可愛らしいイラストを織り交ぜつつ、日常生活の中に取り入れやすいアンチエイジングのコツを紹介。美女ヂカラ、今よりもっと磨いてみない?

 

『男を夢中にさせる恋愛のルール』沖川東横

男を夢中にさせる 恋愛のルールの詳細を見る

美しさの香りが漂うデザインの表紙で目を引く本書は、実践的な男性を夢中にさせる52のルールで成功を導くためのテクニックを紹介。

 

『LOVE理論』水野敬也

LOVE理論の詳細を見る

男性のためのモテ術実践本。ひたすらトライandエラーを繰り返し、時にはわかりやすい写真・解説付きで紹介。モテたい男子諸君へのエールが満載。

 

『超恋愛論』吉本隆明

超恋愛論の詳細を見る

理想的な男女関係とは、そして、結婚とは。吉本ばななの父である著者の強いメッセージが込められた読む人に心地よく響く恋愛論。

 

『言い寄る』田辺聖子

言い寄る (講談社文庫)の詳細を見る

三部作から成る物語の一作目。誰かを愛する人間の、複雑な感情を巧みな言葉遣いとテンポの良い登場人物たちの会話で綴っていく。

 

『恋愛呼吸』服部みれい、加藤俊朗

恋愛呼吸の詳細を見る

呼吸を変えて二週間で結婚したという服部みれいと、その呼吸法を生みだした加藤俊朗による呼吸法の紹介を織り交ぜた面白トーク満載の対談本。

 

『愛するということ』エーリッヒ・フロム

愛するということの詳細を見る

タイトルの直訳は「愛の技術」。愛すること、それは一つの技術であるとユダヤ系ドイツ人の著者、フロムは愛の理論を語る。世界的名著の一冊。

 

『木暮壮物語』三浦しをん

木暮荘物語 (祥伝社文庫)の詳細を見る

おんぼろ木暮荘に住む住人と、そのまわりの人たちによる七つの物語。個性的な登場人物たちの中でも特に大家の木暮老人は強烈なキャラクター。

 

『欲張れば欲張るほど幸せになる引き寄せのコツ』都築まきこ

  欲張れば欲張るほど幸せになる引き寄せのコツ♪の詳細を見る

自分自身の中にある感情を尊重し、素直に受け止め、感じてみる。自分らしく生きていくための、日常のちょっとしたコツをわかりやすい文章で紹介する。

 

『愛してるなんていうわけないだろ』角田光代

愛してるなんていうわけないだろ (中公文庫)の詳細を見る

著者の初エッセイ本。20代の頃の恋愛が語られていく本書は、小説とはまた違い深い味わいがある。著者の心情がダイレクトに伝わってくる。

 

参加者のみなさま、ありがとうございました。 加筆、訂正等受付ております。気軽にご連絡を頂けると嬉しいです。 

 

※(5/23)『松岡正剛 千夜千冊』一覧

1554千夜千冊←是非、一覧で検索してみてください。

意外に読んでいることに驚きませんか。

 

『源氏物語』『老子』と言った古典書から、絵本『スイミー』、児童書『モモ』、漫画本『AKIRA』『ヘルタースケルター』も載っており、大変興味深いです。

 

また、名著『カラマーゾフの兄弟』『銀河鉄道の夜』、最近の『排泄物と文明』『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です』など、選び抜かれた1577冊は、文壇の百花繚乱の風情です。

 

お申込みはこちら  ←第16回横浜読書会で、是非一緒に語り合いましょう。

 

 

 

 

7月 『壽屋コピーライター開高健』坪松博之

壽屋コピーライター 開高 健

 

パイプをくゆらせ豪快に釣りをする姿が目に浮かぶ開高健さん。

2014/7/20「オーパ!」と心で叫び、茅ケ崎にある開高健記念館へ行ってきました。

開1

 

文豪の書斎をガラス越しに眺めると、部屋は当時のまま保存されていました。

 

まるで開高さんの息遣いが聞こえてくるようです。

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主を失った書斎は、こんなにも切ないものかと、胸が詰まる思いでした。

 

6月 『恋愛美術館』西岡文彦

恋愛美術館

6月の活動探検レポートは、ポーラ美術館「モディリアーニを探して」へ行ってきました。

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”この絵を見るとせつなくなるのはどうしてだろう”

貧困に苦しみ、病魔に侵されながらも、生涯画家として生きたモリディアーニ。

そんな若き天才画家が病死した2日後に、身重の妻が後追い自殺をします。 

何という悲劇・・・ 

共に画家だった夫婦の世界観を味わってきました。

 

 

 

 

 

 

5月 『微生物ハンター、深海を行く』高井研

微生物ハンター、深海を行く

2014/5/10「JAMSTEC・海洋研究開発機構」は海洋科学技術の世界最先端として横須賀に本部があります。今回はその横須賀本部へ行ってきました。

 

世界最高水準を誇る、地球深部探査船「ちきゅう」は残念ながら見れませんでしたが、有人潜水調査船「深海6500」や、母船「よこすか」の写真をたくさん撮り、大満足の一日でした。

深海1

2深海

 

 

 

高井さんの本を読んだからこそ、今回の見学があります。素晴らしい本に感謝!

 

4月 『本の逆襲』内沼晋一郎

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)

2014/4/23出版社「アルテスパブリッシング」の鈴木茂さんと内沼晋太郎さんのトークショーに参加しました。

もちろん場所は下北沢にある「B&B」です。

 

B&Bは、ビールやコーヒーを飲みながら気軽に本が買え、イベント会場にもなる「本屋さん」です。

 

内沼さんがセレクトした選りすぐりの書籍は、さすが!としか言いようがなく(私が言うのもなんですが)店内の本棚はすべて購入できます。

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今回のトークショーですが、鈴木さんはインフルエンザで病んでいました。(!)

そのため、自宅からスカイプで参加となりました。

 

なるほど!今後、遠方のかたも読書会に参加できるように、検討したいと思います。

3月 『殺人犯はそこにいる』清水潔

殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件

2014/3/16横浜高島屋で「第4回ニッポン放送 うまいもん祭りトークショー」に「THEボイスそこまで言うか!」の勝谷誠彦さんが出演するとのことで、行ってきました。

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彼は、2/8にこの番組で一冊の本を紹介しています。

あまりの驚きの内容に衝撃をうけ、今回のトークショーに興味を持ちました。

限られた時間内で話をまとめるスキルや、人を引き付ける話術も学べるかも知れません。

 

トークショーはあっという間でした。 小保方さんと佐村河内さんの話や、ご当地グルメ番組、尖閣諸島問題などなど、かなりぶっ飛び発言(大丈夫かな?)をしていて、夢中になってしまい、気が付くと1時間過ぎていました。

 

少年のようで、憎めない人柄の勝谷さんは、さすが!売れっ子・辛口コラムニストです。

2月 『孤独なバッタが群れるとき』前野ウルド浩太郎

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

2月の活動探検レポートは「昆虫」に関する本の取材に行ってきました。


殆どの出版社が東京に本社を構えている中、この東海大学出版会は、 神奈川県秦野市にあります。

何ともつつましやかではありませんか。

 今回は、編集部の田志口さんに取材を試みました。

 

 


その人に会って声を聞き、たたずまいを感じて、始めてわかることがある。

この日、横浜では朝から小雪が舞っていました。見慣れた街並がうっすらと白く彩られてゆきます。

今回は読書会探検レポートということで、「孤独なバッタが群れるとき」の東海大学出版会・田志口さんへインタビューを試みました。田志口さんとは電話でしか話したことが無く、まったくの初対面で緊張と不安が入り混じります。どんな方なのでしょうか。出版社の人と聞いて私が想像するのは「舟を編む」の馬締氏です。果たして私のような知識に乏しい一般人と会話が弾むのでしょうか。待ち合わせの時間になるまで、あれこれ心配しましたが杞憂に終わりました。お話をうかがった田志口さんは、柔和な方でお話が上手く、お陰で大収穫の取材になりました。

はじめまして。

昨日は出張で和歌山にいました。コウモリを研究している方に会ってきたのですよ。夜行性の生き物なので生態を観察するのは大変のようです。 

軽くご挨拶のあと、いきなりコウモリの話です。体の内側から興味がわきあがります。洞窟やトンネルで若き研究者がコウモリと格闘する珍事件話で盛り上がりました。そこからササラダニ研究で有名な青木淳一教授のお話へと飛びます。教授お手製のイラストTシャツや、人間に無害なダニの生態、博士の熱い友情の話など、酔狂したダニ博士の「ダニの世界」は楽しく、その世界観は美しく、すっかり夢中になりバッタの話にまでたどり着けません。

このままではお昼になってしまう、と危機感を感じ、ここでやっと名刺交換です。いよいよ本題!と思いきや、その前に読書人恒例(?)の「カバンの中にある本を拝見タイム!」になりました。

僕はこれです。

と田志口さんは吉田武さんの新刊本を取り出しました。吉田武さんと言えば東海大学出版会の「新装版オイラーの贈物」が有名です。本書では世界一美しいオイラーの法則をわかりやすくかつ丁寧に書かれています。(と言っても私には難しい)「私は「完全なる証明」や「フェルマーの最終定理」が好きです!」と話したところ、まんまと食いつきました。そこからしばしの間、サイエンス本談義に花が咲き、またまた大盛りあがりです。やばし!本当にお昼になってしまいます。

本題です。本題!そうです、バッタです!まずは、いける本・いけない本大賞おめでとうございます

ありがとうございます。

実は大賞をとるなんて思っていませんでした。選考の段階で、ほとんどの方がこの本の存在を知らなかったようです。ある一人の選考委員の方が強く推薦してくれて、読んだらこれは面白いと選考委員会の中で瞬く間に話題になり、大賞をいただきました。授賞式の際には、小見出しが特に絶賛されました。 

わかります。「あの娘にタッチ」「オスにモテるがメスが好き」って(笑)。本当にバッタの話なのかと疑いたくなりますね。

はい(笑)。でもそこは数々の優れた論文で名誉ある賞を受賞している前途有望な博士・前野さんです。サバクトビバッタの相変異の謎を解き明かす検証は読みごたえ充分で、その成果のグラフなどは繊細かつ芸術的です。そこで小見出しとのギャップが良いアクセントになっています。前野さんが真っ直ぐに研究に向き合う姿勢から「バッタへの愛」を読みとってもらいたいですね。でも夜遊びが原因で、研究が疎かになったりして(ちなみにこの時の小見出しは「アゲハの誘惑」。昆虫の、ではなく新大久保にあるクラブ「アゲハ」である)人間臭いところもあり、個人史としても小ネタ満載です。彼の人としての魅力は会ってみるとより強く感じますよ。実際、論文やデータ研究の作業は地味で多様な作業が多く、想像以上に大変だと思いますが、前野さんの前向きな性格からモーリタニア(現在の研究拠点)でもみなさんに愛されて、充実したバッタライフを送っていると思います。

ユニークな著者を発掘した東海大学出版会編集部に大いなる拍手ですね。

フィールドの生物学シリーズは「若い(自称も可)研究者」に執筆をまかせている本です。今回、田中誠二博士にお声をかけたところ、4人ほどご紹介を受けました。そのうちの一人が前野さんでした。秋田県出身の純朴さ、笑いの着眼点やそれをパフォーマンスで表現できるセンス、そして何と言っても研究に打ち込むひたむきさが彼の魅力だなと感じました。

作品の良し悪しに関わらず、自然科学の生物の本は残念ながらあまり売れないといわれています。売れないから出版社も扱わない。

そうなんです。ですが、私たちは数多くの学術的な本を世に残していきたいと思っています。優秀な書き手を早くから発掘して育てていくためにも、これからも積極的に出版していきたいと思っています。

(何と崇高な精神でしょう。)「孤独なバッタ・・・」を読むとその危機的状況を救ってくれる一冊になるのではと思ってしまいます。本当に面白い!!

ありがとうございます。前野さんの「バッタへの愛」がそうさせているのでしょうね。写真ひとつとってもバッタが好きでたまらない感じが出ています。一途に、一心にシャッターを押した結果です。ですが製作・編集にはグラフィックデザイナーの弟さんも手伝っていて、計算し尽くされた面もあるのです。絶妙なバランスで仕上がっています。

・・・と、この先から本の内容に深く入っていきますが、この続きは読書会でプレゼンテーションしたいと思います。

その後、田志口さんはこれから出版される本・雪水微生物の話や、電子書籍についての今後の試み・たとえば電子書籍の場合、動画を用いることが可能なので生き物の図鑑などは今まで以上に楽しんでもらえる、など興味深いお話が沢山聞けました。

ふと窓に目を移すと、雪も止んで雲の切れ間から日差しが差し込んでいます。朝に比べて横浜駅の人通りも多くなり、街に活気が出てきました。

田志口さん、長時間お付き合い頂き本当に有難うございました。

今後、田志口さんや前野さんを招聘できるような読書会になるよう頑張りたいと思います!!

田志口さん

オシャレな田志口さん。とっても笑顔。